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道州制

熊平肇の 日本の政治再生への道 道州制は こちらから

父は、20年も前から、日本の再生は、道州制により実現すると主張してきました。財界人である父が、なぜこのような主張に至ったのかをご理解いただくために、少しだけ背景説明をします。

父は、大学生時代、東大政治経済研究会、東大自治擁護連盟を設立し活動していました。当時、父がこの学生団体を設立した目的は2つでした。一つは、当時盛んであった共産党運動の中にあるマルキシズムの持つ暴力革命への反対、二つ目は、その後予測される経済システムの自由主義経済への移行です。卒業後も活動を継続するために、学生運動民主化同盟(現在の土曜会)を設立しました。初代筆頭は、橋本 恕氏(元中国大使)、2代目は、矢崎新二氏(元会計検査院長)です。東大、早稲田、慶応、その他の大学の学生たちが参画したこの団体は、父が社会人になった後も継続し今日に至っています。 

東大を卒業するに当り、就職の選択に迫られた父は、番町会の長崎英造氏にアドバイスをもらいに行きます。その際に、長崎氏は、「企業をやれ。そのためには、企業の仕組みが解らなくてはだめだ。大企業ではなく、少し規模の小さい企業に就職しなさい。」とアドバイスをしてくださったそうです。そこで、父は、従業員1000人規模の上場会社日平産業(株)に入社します。20代の父は、学生時代の活動歴が買われ、労働組合の委員長に選出されます。日平産業(株)の労働組合と経営者の対決は、当時の新聞紙上を賑わせました。団体交渉の末で、死の商人と言われた当時の社長に団体交渉の場で辞表を書かせるという労働組合の勝利は、労働者に勇気を与えました。(その当時の話は昭和20年代の労働組合のあり方、戦略戦術の記録小説として描かれています。小説『渦の道標』著者峰村雅夫 水兵社)

その後、父は、実家の熊平製作所の経営に当たることとなり、東京から広島に移ります。そこでも、経営のみならず、地元の経営陣と共に、地元の発展に寄与する活動を行います。原爆の被害に遭った広島では、東洋工業(株)の社長松田重次郎氏(故)(マツダの創業者)を筆頭に、地元の財界人が、学校作りや地域経済の発展に寄与するが恒例となっていました。 

前置きが長くなりましたが、父が、「道州制」の必要性を確信したのは、広島で地方行政に関わったからです。それまでの国家的視点からの政治、経済政策に対する視点と、地方行政の課題が融合した結果が、「道州制」という結論だったのです。 

父は、広島市の教育委員長を務め、日教組と争った経験を持ちます。1999年の世羅高校校長の自殺事件が起きる以前から、広島県は日教組の牙城でした。経済同友会の代表幹事を務めた後に、広島ロータリークラブに委員会を設置し、将来の広島の姿を皆で描きました。委員長は西川ゴム工業(株)の西川公平氏(故)でした。そのシナリオを実行するため、以前から親交の深かった広島県知事と広島市長に依頼し、実行委員会を発足させました。委員長に、広島市長荒木武氏(故)、副委員長は、広島県副知事 田中稔氏でした。委員会には、中国経済連合会 会長の松谷健一郎氏(故)、広島県商工会議所連合会の会頭の橋口收氏(故)、中国新聞社社長の山本朗氏(故)が、名乗りを上げてくださいました。この時の経験から、「道州制」の必要性を真剣に考えるようになったようです。 

新しい時代の幕開けの今、日本が生き残るためには、政治が変わる必要があり、そのためには、「道州制」は、大変有効な道筋であると思います。幼いころから、父の話を聴かされてきた私は、現在、教育を変えることに情熱を注いでいます。子どもたちが幸せになるための教育を実現するためにも、「道州制」に大いに期待したいところです。

 

プロフィール【熊平 肇】

昭和25年                東京大学法学部卒業

昭和59年~平成5年     株式会社熊平製作所代表取締役 社長 

昭和57年~昭和60年    広島県教育委員会委員長

昭和60年~平成6年      日本経営者団体連盟常任理事

昭和61年~平成元年     日本放送協会経営委員会委員

平成元年~平成7年      中国地域ニュービジネス協議会会長

平成5年~平成7年       財団法人全国法人会総連合副会長 

平成元年~現在           財団法人クマヒラセキュリティ財団会長(H22年12月より一般財団)

平成8年~現在            社団法人中国地域ニュービジネス協議会顧問       

 

 

 

     

Future of Learning 2011

 今年もハーバード教育大学院でFuture of Learning 2011が開催されます。

【日時】   2011年8月1日~4日
【参加費】 US$2,300
【場所】   Harvard教育大学院
【対象者】 現職の教師、教育監督者、教師育成者、教材開発者など
【教授陣】 Howard Gardner, Veronica Boix Mansilla, David Perkins
       (全てハーバード大学院教授)
【概要】
 ますますグローバル化する社会において学校は子供たちに何を教えればいいのでしょうか?クリック一つで前例のないほど莫大な量の情報が手に入れる社会で教える価値のあることとは何でしょうか? 
 Future of Learning 2011では、子供たちが21世紀を上手に生きるために、何を、どこで、どのように学ぶべきかを検討します。教師にとっての未来の学習とは、専門知識、コラボレーション力、企業家精神のような能力を子供たちの中に育み、異文化間理解や、環境への責務、グローバル市民としての考え方を教えることです。子供たちが複雑な問題を理解し、質の高い仕事をこなし、様々なメディアを通して自己表現することを教えることです。究極のゴールは、急速に変化する環境で、子供たちが倫理観を失わずに、常に自己を省みながら生きることを教えることです。
 2011年のFuture of Learningでは、昨年よりもデジタル分野に重点が置かれます。プログラム参加後にも役に立つような、アクティブで、クリエイティブで、道徳的で、知識豊富なアクティビティに参加することで、受講者は、新しいプログラム教材の活用方法を学びます。新しい知識を手に入れ、商品開発や問題解決につなげることができます。
 
お申込み、詳しい情報については、こちらからPeaceful School.jpg
 

学生起業家選手権で優秀賞受賞

 

 
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2月6日(日)、都民ホールにて開催された「平成22年度(第9回)学生企業家選手権決勝大会」(主催:東京都、(財)東京都中小企業振興公社)において、応募プラン225組の中から以下の3組が優秀賞に選出され、優秀賞受賞者には賞金50万円が贈呈されました。今後、優秀賞受賞者には、企業に向けたフォローが行われ、会社設立の際には、事業資金として100万円が提供されます。
 
 
「グルーミングペットサロン」で優秀賞を受賞したメンバーは、今年度、青山学院大学大学院(Aoyama Business School)でアントレプレナーシップの授業を受講していただいたメンバーです。講義で学んだことがビジネスプランの作成に役立ったと言っていただき、教壇に立つ者として嬉しい限りです。
 
 
【優秀賞】 3組 
  
 

エントリー事業プランの名称
 
大学名/代表者名
・MEDICONSUL
(医療機関の国際医療事業コンサルティング)
 
青山学院大学
趙 珉枝
・グルーミングペットサロン
(事業内容:高品質・低価格・高利便性を実現したペットサロンの全国展開)
 
青山学院大学大学院
筒井 宏次
・「JAPAN MANGA」
中央大学
呂 俊輝

 

学生企業化選手権についてお知りになりたい方は、こちらから
 

学習理論

ラーニングフォーオールの活動を通じて、TFAが蓄積した教師育成のナレッジを学んでいます。

その中の一つが、学習理論です。教師は、学習者の学習を支援する役割を担います。効果的な教師になるためには、学習者と学習についての正しい認識を持つことがとても大切です。学習理論を知っていると、授業や指導を工夫する際にも、科学的に行うことができます。 

以下の内容は、Teaching as Leadershiphttp://www.teachingasleadership.org/ の情報を抜粋したものです。詳細は、上記サイトをご覧ください。

 

【学習理論キーコンセプト】

①ブルーム理論、②マルチプルインテリジェンスと学習様式、③記憶理論、④認知発達の4つが学習計画、教育設計を考える上での基礎になります。
①ブルーム理論(認知理解を分類する6段階の階層)
1.知識 Knowledge
2.理解 Comprehension
3.適用 Application
4.分析 Analysis
5.統合 Synthesis
6.評価 Evaluation
②マルチプルインテリジェンスと学習スタイル
マルチプルインテリジェンスとは、生徒には多様な知性(言語的知性、論理・数学的知性、空間的知性、音楽的知性、身体的知性、対人的知性、内省的知性)があり、その知性の強弱と組み合わせが生徒の個性であるという考え方です。学習スタイルとは、新しい知識を取り入れるのに生徒によって学びやすいスタイル(視覚型、聴覚型、接触/運動感覚型)が異なるということです。
③記憶理論
生徒の知識を短期記憶から長期記憶に移動させる方法。鍵となるやり方は、繰り返し、以前の知識への紐づけ、記憶の整理、新しい情報の加工 などです。
④認知発達
全ての子供たちが、同じ速さで発達するわけではありませんが、生徒のスキルや能力は、学年ごとに、認知、身体、社会面でほぼ同じような経路をたどり発達していきます。
【ブルーム理論(認知理解の6レベル)】
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【ブルーム理論を教室でどう用いるか】
一般的に言って、ブルーム理論は、学習目的を構築するために有効な考え方です。具体的には、(1)ブルーム理論を使って生徒に深い理解を促すことができる、(2)学習目的を整理するヒントが得られる、(3)学習目的を教えるベストな方法がわかる。 以上のような利点があります。
(1)ブルーム理論の6段階を、学習目的の達成難易度を量る判断基準として用いることができます。この分類法を用いれば、あるテーマや科目について、生徒を全てのレベルでの深い理解に導くことができます。 
生徒に高い階層の知識を学ばせることが有効な理由は、
・ 学校の先生が作るテストは階層の低い部分(知識、理解、適用)での理解を評価するものですが、生徒は高いレベル(分析、統合、評価)の内容を学習することにより、学んだことの記憶を長期間保持できます。
・ 高い階層での知識の方が他の階層にも応用が可能です(丸暗記は役に立ちません)。
・ 低い階層での学習は実社会では、あまり役に立ちません。
(2)ブルーム理論の階層に従うことにより、少しずつ認知理解の階層のはしごを登っていくことができます。
生徒が、抽象的な概念を作り上げ、知識を完璧にマスターするには、何度となく具体的な内容に触れ、問題を解く必要があります。低学年で低い階層の能力を扱うことは問題にはなりませんが、学年が上がっても事実の学習にのみ終始する先生がいることは、問題となります。
(3)ブルーム理論は先生が具体的な教授目標を考えるのに有効なツールです。ブルーム理論を用い、適切な難易度の学習目的を設定し、授業を展開することができます。
例) 知識レベルでの情報を覚える ⇒ ドリルと練習のアプローチ
   理解レベルの情報を知る ⇒ 例を挙げるなど、理解がより深まるアプローチ
   情報を適用する ⇒ 情報の適用方法を教え、例を豊富に挙げる
事実を教えられただけでは、生徒はその情報を実際に適用することができません。民主主義の概念を教えられただけでは、実際に民主主義がどのようなものか、理解できません。民主主義を学ぶためには、反民主主義の例を学ぶ必要があります。

【マルチプル・インテリジェンス】

①言語的知性(Word)
   言語を巧みに操作し、効果的に表現する力。
   スピーチやディベート、言葉遊び、詩作などが得意。

②論理・数学的知性(Logic and Maths)
   数を操作したり、論理的に考える力。
   数学、計算、分析、分類など、論理的思考を必要とする問題が得意。
③身体的知性(Body)
   身体を巧みに操作し、表現する力。
   運動、ダンス、演技などが得意。
④音楽的知性(Music)
   音楽を使って巧みに表現できる力。
   作曲、歌が得意。
⑤空間的知性(Space)
   ものごとをイメージしたり表現できる力。
   絵画、彫刻、映像化が得意。
⑥対人的知性(People)
   他人の感情や考えを理解し人間関係を築く力。
⑦内省的知性(Self)
   自分自身を理解し、感情、思想、思考、価値観などを認識できる力。
⑧自然認識知性(Nature)
   自然を認知し共存できる力。
   動物の飼育、植物の栽培、自然観察などへの関心が高い。
【学習スタイル】
生徒は自分に最も合ったやり方で情報を取り入れます。全ての生徒のスタイルに合わせようとすると、授業が混乱してしまうのではないか、と心配する声もありますが、先生は一つのスタイルに固執することなく、様々なスタイルを取り入れることが、生徒の理解や記憶の向上につながります。
例えば、植物の細胞の説明を読むよりも実際に顕微鏡で細胞を観察する、シンフォニーについての文章を読むよりも、実際にシンフォニーの音楽を聞いてみる、分数を教えるのに、オレンジを切り分けてみるというようなやり方が実際に有効です。
■ 視覚型
・・・”見て”情報を取り入れます。視覚学習者は、教科書や板書を思い出して事実やコンセプトを覚えます。教科書、図、写真、地図なども、視覚学習者を助けるよいツールです。
- 視覚型の強み

  • 読み書きしたことを覚えている
  • 目で見ることのできるプロジェクトやプレゼンを喜ぶ
  • 図、チャート、マップをよく覚えている
  • 見たときに最も良く情報を理解する
■ 聴覚型
・・・”聞いて”情報を取り入れます。聴覚学習者は、先生が話している時、声を出している時、音楽を奏でている時、集中できるように能力開発する必要があります。中には音に敏感すぎて、静かでないと集中できない生徒もいます。
- 聴覚型の強み
  • 聞いたこと、言ったことを覚えている
  • 教室や小グループでの話し合いが好き
  • 口頭での指示を良く理解する
  • 聞いたときに最も良く情報を理解する 
■ 接触/運動感覚型
・・・ものにさわったり、身体を動かしたりして情報を取り入れます。しばしば、このタイプの生徒がいることが忘れられがちです。
- 接触/運動感覚型の強み
  • 手や身体を使って自分で経験したことを覚えている
  • 道具を使ったり、実際に身体を使って参加できる授業を喜ぶ
  • 一度やってみて、やり方を覚える
  • 運動神経がいい
【記憶理論】
人間の記憶について理解しておくことは教師にとって、とても役に立つ知識の一つです。理解させるということは、生徒に単に情報を与えるだけでなく、短期記憶から長期記憶へと移す手助けをすることです。
- ワーキングメモリ(作業記憶)・・・短期記憶、新しい情報をしばらくの間とどめておきます。情報がワーキングメモリにとどまっていられるのは、積極的に活用されている間だけです。
- 長期記憶・・・情報を日、週、月、年、生涯という単位でとどめておける記憶の倉庫です。
- 短期記憶を長期記憶に変える有効な方法としては、次のようなものがあります。
  • 様々なやり方で、繰り返し唱えさせます。
  • 以前の知識に紐づけさせます。
  • 記憶の整理・・・新しい情報を覚える過程と覚えるために整理したものの両方が記憶に役立ちます。
  • 情報の加工・・・分析したり、批判したりすることによって情報が長期記憶に移動しやすくなります。

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【認知発達】
認知発達の核となる考え方は、「全ての子供たちが、同じ速さで発達するわけではないが、成長の過程は予測可能であり、生徒のスキルや能力は学年ごとに、ほぼ同じような経路をたどりながら、認知、身体、社会面での発達を遂げていく」です。
1. 年齢により、生徒の思考は変化する
一般的には生徒はだんだんと複雑な考えや抽象的な考えを理解できるようになります。低学年では、比ゆ的な表現は理解が難しいですが、思春期を経て複雑な問題解決ができるようになります。
2.生徒は積極的に意味づけをする
生徒は、知識を消極的に受け入れるのでなく、積極的な意味づけを行います。生徒は、新しい知識を学ぶとすぐに分類したり、既に知っている知識と結びつけたり、身近な世界にあてはめて考えます。
3.生徒の認知発達は以前に得た知識を土台とする
新しい知識は、生徒が以前に得た知識を土台として積み上げられます。生徒が説明の基礎となる知識を持たない限り、新しい知識の説明は役に立ちません。それゆえ、教師は、生徒に様々な経験や考え方に触れさせなければなりません。
4.チャレンジングな課題を与えて認知発達を促進させる
生徒の認知経験を上げることは、生徒の一般的な認知発達に影響を及ぼします。生徒によって知識レベル、受け入れレベルに違いはありますが、全ての生徒がチャレンジングと感じる授業を構成するのが教師の使命です。
5.社会的関わりが認知成長を促す
生徒が社会学習や観察から学ぶことは数多くあります。生徒は自分の考え、見方、信念、思考過程を仲間や周りの大人たちと共有することによって、多様な見方や考えが身につき、自分の理解の欠点や欠落部分がわかるようになります。
【小学校低学年の認知発達(Pre K~3年)】
  • 小学校低学年(年長~3年生)の生徒は読み・書きを覚え、急速に概念、言語理解が発達します。
  • 身体の発達には個人差があり、運動神経が急速に発達しますが、細かい運動神経の発達と言語面では、男子より女子の方が、成長が早いです。
  • エネルギーが高く、自己規制能力がまだ発達していないので、興味のないことに集中するのは難しい年頃です。
  • 社会的に自立することを覚えます。社会性を育み、新しい経験を模索するためのいろいろな「遊び」は重要です。
  • ある時期になると状況を他人の目で観察できるようになりますが、年少~1年生の間は難しいです。
  • 大人の考える理屈が、だんだんとわかるようになります。

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【小学校高学年の認知発達(3年~6年)】

  • 小学校高学年(3年-6年)では、以前よりも頻繁に抽象的概念(例:初歩的な代数)を扱うようになりますが、まだそれほど多くはありません。一方で、生徒のコミュニケーションスキルは書き言葉、話し言葉、共に急速に発達し、生徒の発達障害などの認知スタイルの違いが顕著になります。
  • 身体の成長もゆっくりと着実に現れ、外見を気にするようになり、大人ではなく仲間が関心の中心になります。高学年になると特に女子生徒で思春期が始まり、急に成長をしたり、初潮が始まる生徒もいます。この学年では、身体の健康が一つの鍵となります。
  • 小学校高学年でのつきあいはグループ内での自分の立場によって支配されるようになります。自分の学業成績を客観視できるようになり、通常、それは、学生の間、続きます。

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【中学生の認知発達】

  • 中学生(7年生ー9年生)になると、生徒は抽象的・体系的に、仮説を立てたり、推論できるようになり、認知スキルは質的に変化します。思春期を経て身体が飛躍的に成熟します。
  • 自分の仲間との付き合いが深まり、同性の友人グループを作り行動するようになります。服装や外見に対する個人の好みやアイデンティティが芽生え、人目を意識するようになります。
  • 自分らしさ(個性)が現れ、周りから見られている自分のイメージを意識するようになります(例: 活発、人気者、変り者など)。
  • 男子生徒と女子生徒の違いが現れ出します。学業においても女子生徒の数学と理科の成績が男子生徒に比べて下降し始めます。

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【高校生の認知発達】  

  • 高校生(10年生ー12年生)になると、大人と全く同じ、抽象的な理屈で考えるようになります。
  • 一部男子を除き、身体的にも完全に成熟します。
  • 引き続き仲間との関係を重視し、個人的な親しいつきあいに興味を示します。
  • 仲間になるグループは社会的・経済的地位と関連し、将来のことを考え始めます。
  • 感情的・心理的に激変しやすく、まれですが、摂食障害、統合失調症、うつ病などの身体の不調を訴える生徒もいます。

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Namaste:One teen’s look at Nepal

毎年、ゴールドマン・サックス基金とアジア財団は重要な国際問題に深い理解を示した高校生に一万ドルの奨学金を与えています。2008年の受賞作は、南カリフォルニアに住む中産階級の高校生、サラが作成した「Namaste*」というドキュメンタリーフィルムでした。このショートフィルムは、グローバル社会を考える時に私たちが忘れてはならない視点を捉えおり、グローバル教育の授業で活用されています。 

サラは、初めて訪れた途上国、ネパールで、人々の温かい心と素朴な暮らし、貧しいが、にぎやかで笑いの絶えない生活に触れ、人間にとって本当に必要なものは何か、豊かさとは何か、幸せとは何か、について考えさせられます。「アメリカの若者は物質的には豊かで何不自由ない暮らしをしているが、隣近所とのつながりもなく、心を病んだ人々も大勢いる。誰もが食料や家などの基本的人権と共に、商業主義の犠牲にならない権利、自分の時間や家族と一緒の時間を手に入れる権利がある。グローバル市民になるために必要なのはたいしたことではない。幸せへの鍵はピカピカのおもちゃではなく、他の人々や文化と繋がることであり、『分け与えること』である。愛する人々と共に過ごす時間を持つことであり、世界のどこかでそういう場所を見つけることである。先進国に住む全ての若者に途上国での生活を体験してほしい、そこから気づくことがたくさんあるから。」とサラは結んでいます。
 
 *Namaste:インドやネパールで交わされる挨拶の言葉。会ったときだけでなく、別れの挨拶もナマステである。単なる挨拶の言葉ではなく、「あなたの内なる光り輝く世界を讃え、一礼!そして、互いの出会いに感謝!」という意味。
 
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教育と社会の未来『島まるごと人づくり』

私は、昨年より、教育問題の解決に大変強い関心を持ち、さまざまな取り組みを始めております。その一つに、教育における社会や地域の協力の促進があります。子どもたちは、学校の中だけで学ぶのではなく、地域や社会、そして周囲にいる大人たちから大きな影響を受けています。教育を良くするためには、学校とともに、地域や社会、周囲にいる私たち大人が、力を合わせていくことがとても大切だと思います。 

2010年8月21~22日に開催した「教育の未来を創るワークショップ」で、豊田庄吾さん、藤岡慎二さんとお会いしたご縁で、島の高校を中心に新しい地域教育と学校のモデルづくりに取り組んでいる隠岐國海士町のことを知りました。このたび、海士町の島前高校魅力化プロジェクト担当課長の吉元操氏、岩本悠氏にもご出席いただき、「島まるごと人づくり」の特別講演会を12月5日(日)に開催する運びとなりました。 

海士町では、学校、地域、社会、大人が強い連携を持ち、子どもの成長を見守り、支援するモデルが確立しています。2010年度の(財)日本産業デザイン振興会グッドデザイン賞を受賞した「島の幸福論」は、2009年3月にスタートした第四次海士町総合振興計画です。海士町についてもっとお知りになりたい方は、ぜひ、こちらもご覧ください。 海士町公式ウエブサイト 

また、教育に興味を持ちの方は、ぜひ是非講演会にご参加ください。教育に関心をお持ちの周囲の方にもご案内いただけると幸いです。 

※この講演会の内容は、当日、ユーストリームからもご覧いただけます。  (ライブ配信)

特別講演会 お申込用紙     ダウンロードはこちらから

知的な未来をつくる「五つの心」

知的な未来をつくる「五つの心」は、マルチプルインテリジェンスの提唱者であり、プロジェクトゼロやグッドワークの研究をリードするハーバード教育大学院のハワード・ガードナー教授から頂戴した答えです。ガードナー氏は心理学者として数十年間、心の発達や形成のプロセスについて研究し続けた結果、これからの時代を有意義に生きようとする人々には以下の「5つの心」が必要であるという結論に達しました。

自己の利益だけを追うのではなく、その仕事の本当の中枢を支えようとする働き手をどのように育てるか。自分たちの住む社会、そして子孫に譲り渡す地球について情熱的に考えられる市民をどのように育成するか。こういった問題を考える時には、以下の5つの心を養うことが重要です。

熟練した心
主要な学問や職業に必要とされる思考方法を使いこなす心。人はこの心によって入念に物事に取り組み、着実に向上する。正規の教育を終えてからもそれを継続する。

統合する心
大量の情報のなかから重要なものを選び出し、自己と他者双方が役立てられる形にまとめていく心。

創造する心
既存の知識や「統合体」を超えて、新しい課題や解決策を示し、既存の分野を広げたり新分野を開拓したりする心。「創造」は、一つ以上の既存の学問のうえに成り立つ。その質や的確さは、しかるべき「社会分野」のなかで判断されなくてはならない。

尊敬する心
個人や集団のあいだの差異に共感して、建設的に対応する心。色合いの違う人々との共同作業を求める。たんなる「寛容さ」や「政治的な正しさ」を超えた心でもある。

倫理的な心
働き手として、また市民としてのみずからの役割の特徴を、抽象化してとらえる 心。そのように概念の世界で考えたことを活動の指針にする。そして「よき仕事」と「よき市民」という概念を具現化しようとする。

知的な未来をつくる「五つの心」/著 ハワード・ガードナー より引用

The Partnership for 21st Century Skills (P21)

全ての子供たちが21世紀に相応しい教育を受けられるようにと、2002年に設立されたアメリカ合衆国の団体です。現在、学校で子供たちが学んでいる内容と21世紀の社会で必要とされる知識とスキルには大きな隔たりがあります。革新を必要とするグローバル経済の中で合衆国が他国と競合してやっていけるように、3つのRと4つのCを浸透させるべく、様々なツールや資料を用いて、合衆国のK-12教育システムを手助けすることを目的としています

3つのR:
Reading, Writing, Arithmetic ;fundamentals of elementary education
(読み、書き、代数: 初等教育の基礎)

4つのC:
Critical thinking and problem solving; Communication, Collaboration; and Creativity and innovation. (批判的思考と問題解決、コミュニケーション、コラボレーション、創造性と革新)

【団体概要】
The Partnership for 21st Century Skillsは、以下の団体及び個人の協力を得て2002年に設立されました。 http://www.p21.org/

政府団体

  • アメリカ合衆国 連邦教育省

 

創立団体

  • AOL Time Warner Foundation
  • Apple Computer, Inc.
  • Cable in the Classroom
  • Cisco Systems, Inc.
  • Dell Computer Corporation
  • Microsoft Corporation
  • National Education Association
  • SAP

 

個人

  • Ken Kay, President and Co-Founder
  • Diny Golder-Dardis, Special Advisor and Co-Founder


【現在の団体メンバー】
Adobe, Apple, Dell, Intel Corp, Hewlett Packard, LEGO, Oracle, Walt Disneyなど40社

【21世紀の学習のフレームワーク】
2010年6月26-28日に、Systems Thinking and Dynamic Modeling Conference for K-12 Educationで学んだのが、米国で展開されている 21st Century Skillsです。The Partnership for 21st Century Skillsは、2002年に設立されています。最先端のテクノロジーで新たなビジネスを創造した企業が出資をし、連邦教育省との連携を実現させている点は興味深いです。現在、14州の教育委員会が、21st Century Skillsを教育現場に導入しています。

21世紀の子供たちに何を教えるか。子供たちが仕事とプライベートの両面において、充実した生活が送れるために身につける知識、スキル、専門分野、教養を示したのが下の図です。

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主要科目と21世紀のテーマ
21世紀を生きる全ての学生に必要

主要科目

  • 英語、読解、語学力
  • 他の外国語
  • 芸術
  • 数学
  • 経済
  • 科学
  • 地理
  • 歴史
  • 政治と市民活動
     

21世紀のテーマ

  • 世界についての知識
  • 財務、経済、ビジネス、起業の知識
  • 市民としての知識
  • 健康についての知識
  • 環境についての知識
     

学習能力とイノベーションのスキル
創造性、クリティカルな思考、コミュニケーション力、コラボレーション力

創造性とイノベーション

  • 創造的に考える
  • 他者と創造的に仕事する
  • 革新性を施行する
     

クリティカルな思考と問題解決力

  • 有効な思考方法を使う
  • システム思考を使う
  • 判断して、決断を下す
  • 問題解決する
     

コミュニケーション力、コラボレーション力

  • 明確にコミュニケートする
  • 他者とコラボレートする
     

情報、マスメディア、テクノロジーのスキル
21世紀に有能な生活者であるには、情報、マスメディア、技術関連の分野でテクノロジー関連のスキルを取捨選択して使いこなせないといけない

情報リテラシー

  • 情報を評価する
  • 情報を使いこなす
     

マスメディア リテラシー

  • マスメディアを分析する
  • マスメディアで発信する
     

ICT(情報、コミュニケーション、テクノロジー)リテラシー

  • テクノロジーを効果的に使う
     

生活とキャリアのスキル
現代の複雑な生活・労働環境には単なる思考力や知識以上のものが必要である。この複雑な環境をうまく泳ぎきるには、真剣に生活とキャリアのスキルを身につけることを考えるべきである

柔軟性と適応力

  • 変化に適応する
  • 柔軟になる
     

自発性と自己主導性

  • ゴールと時間を管理する
  • ひとりで働く
  • 自主的な学習者になる
     

社交的・異文化間スキル

  • 他者とうまく関わる
  • 多様なチームで働く
     

生産性と責任

  • プロジェクトを管理する
  • 結果を出す
     

リーダーシップと責任

  • 他者を導き、リードする
  • 他者に責任を持つ
     

【P21  Leadership States 】

State Leadership Initiative
P21 Leadership States は、全ての子供たちが21世紀に向けての準備ができるように新規準のアセスメント、専門的な開発プログラムを設計します。P21 Leadership Statesとなるためには、各州は州知事と教育長からの表明と3つのRと4つのCを広める計画書を含む応募書類を提出します

現在Leadership Statesとなっている州 (14州)

  • Arizona
  • Illinois
  • Iowa
  • Kansas
  • Louisiana
  • Maine
  • Massachusetts
  • Nevada
  • New Jersey
  • North Carolina
  • Ohio
  • South Dakota
  • West Virginia
  • Wisconsin

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Asia Society Global leadership

「子どもたちが、自分の潜在的な能力を伸ばし、世の中に貢献する豊かで幸せな人生を送り続けるために、子どもたちが身につけなければならない力は何か」という問いに対する答えを探しています。2010年8月2-6日に開催されたHarvard 大学院の特別講義『Future of Learning』において学んだのがAsia SocietyのGlobal leadership モデルです。グローバル社会への準備として多くの学校で活用されています。
Asia Society “Global Competence”   http://asiasociety.org/education-learning
 

【Global Leadership Performance Outcomes】

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  1. 世界を知る

    • 問題がローカルなのか、リージョナルなのか、グローバルなのかを識別し、調査可能な質問の枠組みを作る。
    • グローバルに重要な問題に取り組む時は、様々な国内外の情報メディアを用い、関連する重要な事実を探し、比較検討する。
    • グローバルに重要な問題に取り組む時は、集めた証拠を分析したり、統括したり、まとめたりして、分かりやすい答えを導く。
    • 様々な視点から考えることができ、論理的な結果にたどりつく説得力のある事実に基づいて議論を発展させる。
       
  2. 視点を検討する

    • 同様に、他社、他グループ、他の学校の持つ視点についてもよく調べ、それらの視点のもたらす影響についても特定する。
    • 様々な状況、イベント、問題、現象に関して自分自身の視点を再認識し、表明する。その視点のもたらす影響についても見極める。
    • 文化的な相互関係が状況やイベント、問題、現象や知識の蓄積に対してどのような影響を与えるかについて説明する。
    • 知識や技術、リソースに対する異なったアプローチが生活の質やものの見方にどのような影響を与えるかについて、明確に述べる。
       
  3. 考えを伝え合う

    • 聞き手により、同じ情報でも異なった意味に受け取られ、それがコミュニケーションにどのような影響を与えるかを認識し、表明する。
    • 適切な言語表現や非言語表現、行動、戦略を用いて様々な相手と効果的にコミュニケーションをとる。
    • 様々な相手とコミュニケーションを取り、協働(コラボ)するために適切な技術や手段を選び、使用する。
    • 個々の独立した世界で効果的なコミュニケーションがどのようにお互いの理解や協働(コラボ)に影響を与えるかについてじっくり考える。
       
  4. 行動する

    • 様々な状況、イベント、問題、現象に取り組む時は、事態が改善できるように、個人、またはグループで行動できる機会を見つけ、創出する。
    • 以前のアプローチ方法や様々な視点、起こりうる結果も考慮に入れて、事実やインパクトの可能性に基づき、どの選択肢や行動計画を取るべきかを査定する。
    • ローカルに、リージョナルに、グローバルに状況を改善できるように、行動する時は、個人でもグループでも、クリエイティブかつ倫理的に行動し、行動の影響を考える。
    • ローカルにリージョナルにグローバルに状況を改善できるように、自分が主張したり、貢献したりする限度容量についてじっくり考える。

出典: Asia Society Graduation Portfolio System (GPS) Global Leadership

システム思考者の習慣

2010年6月26-28日に、System Thinking and Dynamic Modeling Conference for K-12 Educationで学んだのが、システム思考者の習慣です。環境問題をはじめとする複雑な問題を解決するために必要なスキルとして、米国における多くの学校教育で活用されています。システム思考については、学習する組織の5つのディスプリンのページをご覧下さい。

「システム思考者の習慣」 ダウンロード用ポスターはこちらから
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ダウンロード(ポスター)英語版

B5版カードはこちらから
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