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9/11 『避難弱者』 出版記念講演会

『避難弱者: あの日、福島原発間近の老人ホームで何が起きたのか?』  出版記念講演会のご案内

『わかりやすいプロジェクト(国会事故調編)』のメンバー相川祐里奈の『避難弱者: あの日、福島原発間近の老人ホームで何が起きたのか?』(東洋経済新報社)8月30日出版を記念し、東日本大震災から2年半となる9月11日に講演会を開 催いたします。 基調講演で著者が『避難弱者』の主なポイントをお伝えします。パネルディスカッションでは事故の教訓をどう学び、どう生かすのかを考えます。また元国会事 故調査委員会の委員長である黒川清先生のビデオメッセージをいただきます。 ぜひご参加ください。

【日時】  2013年9月11日(水)19:00~21:00
【場所】  政策研究大学院大学(GRIPS)1F ABC会議室
      東京都港区六本木7丁目22−1  アクセス

【プログラム】
    1.    ご挨拶 ・福島県社会福祉協議会老人福祉施設協議会ご挨拶等 ・黒川清政策研究大学院大学教授ビデオメ ッセージ ・わかりやすいプロジェクトご紹介
    2.    著者基調講演『仮題:避難弱者を取り巻く諸問題』
    3.    パネルディスカッション『仮題:事故の教訓をどう学び、生かすのか?』
<パネラー>
      相川祐里奈 (著者・ファシリテーター)
   三瓶政美  (福島県社会福祉協議会老人福祉施設協議会会長)
   高木健   (福島県社会福祉協議会老人福祉施設協議会復興委員会事務局長)
   中村直嗣  (日本医療政策機構(HGPI)インフォメーション・マネジメント・プロジェクトメンバー。
           東京大学大学院工学系研究科修士1年)
   新居日南恵 (慶應義塾大学法学部1年)
 
【参加費】 無料

【主催・後援】
・主催  わかりやすいプロジェクト(国会事故調編)
・後援  株式会社 東洋経済新報社
     社会福祉法人 福島県社会福祉協議会老人福祉施設協議会
     特定非営利活動法人 日本医療政策機構
 
 
 
■ 参加を希望される方は、こちら よりご登録お願いいたします。
 
わかりやすいプロジェクトについてもっと詳しくお知りになりたい方は わかりやすいプロジェクトのウェブサイト をご覧ください。

【著者プロフィール】
相川 祐里奈(アイカワ ユリナ)
1986年愛知県生まれ。2010年慶應義塾大学総合政策学部卒業。大手新聞社に勤務した後、2012年3月、国会に設置された東京電力福島原子力発電所事故調査委員会(国会事故調)に事務局調査員として参加。解散後はフリージャーナリストとして活動。
『避難弱者: あの日、福島原発間近の老人ホームで何が起きたのか?』(東洋経済新報社) 2013年8月30日発売、 税込み価格:1890円、 288ページ
 
 
▼内容紹介
2011年3月11日、福島原発間近の老人ホームで何が起きたのか? 原発から爆発音が聞こえた―― 放射線が飛び交う中、自力での避難が不可能な老人を守るため、 自らの危険を顧みず老人に寄り添った介護士たちの 奮闘と葛藤を克明に描き出す、感動のルポ。
「終わりだ。原発が爆発した」「やれることはやっぺ」「死に物狂いでくっついてこい!」 「利用者がこのまま死んでもいいというんですね」「もう限界です」「県知事命令は受けている」「逃げるな!」「誰を残すかなんて、そんなの選択できないで すよ」「私たちに死ねっていうんですか!?」「寒い寒い」「酒でも飲んで、2人でなんとかすっから」「これで誰も死なせなくて済む」「動かしたら死んじゃ うんじゃない?」「やっぱり、高齢者には避難は無理なんだ」「老人殺し」「最後は俺がケツを拭くから」「いいよ! おらあ受けるよ」「職責もなんもねえけど、困ってたらほっとけねえべ?」「やっぱりご飯はうめえな」「こんなときに不謹慎に大笑いして」「俺、多分、ギリ ギリまで帰らないから」「家族をおいてまで、利用者をケアするのか」「子どもができなくなったら、どう責任とるんだよ!」「私だって、赤ちゃんが産みた い……」「弱者が淘汰されていくのかと思うほど簡単に亡くなっていく」 「おらがこんな状況だから、みんなおらのこと置いて逃げんだべ」 「なあに言ってんの、最後までおいていかないよ。……最後まで、一緒だよ」

 

黒川清【国会事故調 元委員長】推薦! ここかしこに1人ひとりの現場の人たちの生き様があぶり出されてくる。 苦悩がある、多くの感動がある、そして多くの悲劇がある。 この報告から、何を学ぶのか。このような現実にどう対応していけばよいのか。 これは私たち1人ひとりに突きつけられた課題である。

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