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ティーチ・フォー・アメリカ(Teach For America)

アメリカ合衆国のニューヨーク州に本部を置く教育NPOです。
アメリカ国内の一流大学の学部卒業生を、教員免許の有無に関わらず大学卒業から2年間、国内各地の教育困難地域(低所得者居住地域など)にある学校に常勤講師として赴任させることで、子どもたちに優れた教育指導を受ける機会を提供しています。 同時に、TFAプログラムに参加する学生には、生涯に亘ってどの分野でも通用するリーダーとして必要な信念と洞察力を得る機会となっています。

【ミッション】
合衆国の将来有望なリーダー候補生をTFAプログラムに参加させることで、国内に存在する教育機会の不均等を取り除くこと

【沿革】

  • 1989年にプリンストン大学の4年生であったウェンディ・コップが卒業論文で論じたアイデアがこのTFAプログラムの出発点
  • 大学を卒業したコップはモービル石油、ハーツレンタカー、モルガン・スタンレーなどから26,000ドルの資金と事務所、自動車6台の提供を受けてプログラムをスタートさせた
  • プログラムには当初懐疑的な意見もあったが、プログラムが送り込んだ講師の評価はまずまず高く、また、このプログラムを終了した人材の優秀性も認められたことから、エリート大学の学生の最初の就職先として大人気となっている。採用される学生の半数がエール大学、ダートマス大学、コロンビア大学、シカゴ大学、デューク大学などの名門校出身者
     

【評価】
学部学生の最初の就職希望先として2007年には就職先人気ランキングの10位に入っている。(転職が当たり前であるアメリカでは、「キャリアをスタートさせるに相応しい場」と考えられている)。デロイトアンドトウシュ、グーグル、ゼネラルエレクトリックは、ティーチ・フォー・アメリカと提携し、採用内定学生が就業前の2年間TFAプログラムに参加することを認めている。 大企業がTFAプログラムに参加する人材を優遇する背景には、TFAプログラム参加者が創造性やリーダーシップにおいて優れているとの評価が確立しているという状況がある。

【資金源】
ティーチ・フォー・アメリカは数多くの大企業から何百万ドルもの寄付金を提供されている。

【2010年のゴール】

  • 国内の33地域に7500人の講師を派遣すること
  • 教育困難地域の公立学校に通う60万人の生徒にこのプログラムを提供すること
     

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